米IDCは米国時間9月24日に,XML開発ツール市場に関する調査結果を発表した。それによると,同市場は年平均成長率41.5%で順調に拡大し,2006年に3億9500万ドル規模に達するという。

 XMLが主流となったため,XMLドキュメントを作成するためのツールを求めるユーザーと開発者が増加している。IDC,Java and XML for eBusinessサービス部門調査マネージャのSusan Funke氏は,「この需要がツール・ベンダーに事業機会をもたらす」と述べている。

 「既存のコンテンツを利用するだけでなく,新しいWWWコンテンツを作成したいという要求が,オーサリング・ツールのニーズを高めている。パーソナル化,コンテンツ配信チャネル,大容量コンテンツの管理といった問題に対処できるツールが求められている」(Funke氏)

 市場に登場しつつある新世代のオーサリング・ツールは企業ユーザーのあいだで利用が進むと,IDCは予測する。新世代オーサリング・ツールはXMLタグの複雑さが表面に現れないためである。直感的なインタフェースにより,ワープロと同様の機能を使って利用できるので,修得に苦労することなく簡単にコンテンツを作成できる。

◎関連記事
米マクロメディア,eラーニング向けマルチメディア・オーサリング・ソフト「Authorware 6.5」を発表
米マクロメディアがWWW開発向け主要ソフトウエアの「MX」バージョンを発売
米マクロメディア,WWW関連製品を一新した「Macromedia MX」製品系列を発表
米ボーランドが「Borland C++Builder 6」を発表,Windows/Linuxアプリ開発を可能に
米ボーランドがLinux用ビジュアル開発ツールKylix 2を出荷開始
Linuxの世界を変える開発ツール「Kylix」を知っていますか?
Visual Studio .NET次期版はWindows .NET Serverと互換性を持ち,.NET Compact Frameworkにも対応
米アドビ,WWWページ作成ソフト「GoLive 6.0」,グラフィックス/アニメーション作成ソフト「LiveMotion 2.0」を発表

[発表資料へ]