米AOL Time Warner傘下の米Warner Music Group（WMG）と音楽配信ASP（application service provider）事業を手がける米RioPortは米国時間9月23日，デジタル音楽コンテンツの販売で両社が提携関係に入ったことを明らかにした。
「RioPort社のデジタル配信インフラを介して，消費者にWMG社アーティストの楽曲，3万曲以上を提供する」（両社）。消費者が購入した楽曲をパソコンで聴いたり，CDに焼いたり，携帯型音楽プレーヤに転送して楽しめるようにするという。
サービスは今月中にも始める予定。楽曲の料金は99セント／曲から。販売は，RioPort社が提携している，米国とカナダのオンライン音楽小売業者を通じて行う。これら小売業者には，米BestBuy.com，米Musicland Group，米MTV.com，米SonicBlue.com，米HP.comなどがあるという。
楽曲の販売には，RioPort社の音楽ASPサービス「PulseOne Service」を使う。これにより，RioPort社オンライン音楽小売業者に対し，楽曲の配信／販売に必要なすべての機能を提供するという。
「サンプルの提供から楽曲の購入まで，当社は音楽ASPとして，（消費者の）コンテンツへのアクセスを容易にするためのすべての機能をオンライン音楽小売業者に提供する」（RioPort社）
なお，WMG社傘下のレコード会社には，Atlantic Group，Elektra Entertainment Group，Rhino Entertainment，Warner Bros. Records，Word Entertainmentなどがある。
RioPort社は，自社の開発するデジタル配信プラットホームを使った音楽配信ASPサービスを手がける会社である。米Oak Investment Partners，米Vulcan Ventures，米SONICblue，米Microsoft，三菱商事，米EMC，米Quantum，米Macrovisionからの出資を受けている。
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