米Yankee Groupが米国時間9月16日に，無線通信事業者の運用サポート・システム（OSS：Operational Support System）投資に関する調査結果を発表した。同社は，複合サービスの提供とモニタリング・シナリオに牽引され，無線のOSSは2001年の約64億ドルが2005年までに96億ドルに増加すると予測している。
無線通信事業者は，第1世代から第2世代，第2.5世代，第3世代とネットワークを移行させるために，既に数千億ドルを投資してきた。これまでの支出の大半が，コアと無線アクセスのインフラ，無線周波スペクトルに投じられてきた。しかし，これら新しいネットワーク，サービス，ハンドセットが配備されるにつれ，無線通信事業者は，運用コントロール，つまりOSSに投資する必要が生じてくるという。
現在の無線通信事業者のOSSに対する出資は，現在運用を阻害している要因に対処することを期待して，サービス保証ソリューション，システム・インテグレーション，戦略的サービス配備に投じられている。同社は，合併，買収，カスタム・ビルド，ポイント・インテグレーション製品などにより，OSSが混乱しており，これが無線通信事業者の，迅速な移行，効率が良い高品質サービスの提供と維持で障害となり得るとしている。
OSSは，ハイボリューム環境で高いパフォーマンスを維持して提供するために重要である。同社は，データ対応モバイル・サービスの提供に向け，OSS分野の投資のが増加するとみている。
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