米PricewaterhouseCoopers社のパートナが,米IBM社に対する同社のコンサルティング事業PwC Consultingの売却を承認した。同社が米国時間9月12日に発表した。PricewaterhouseCoopers Internationalは,グローバルな管理コンサルティングと技術サービス事業を手がけるPwC Consultingを約35億ドルで売却することに賛成票を投じたという。
ハートスコットロディノ法(Hart-Scott-Rodino)に基づく30日間にわたる審査のための待機期間が,追加情報の提供を求めらることなく2002年9月9日に終了した。これ以降,EC(欧州委員会/European Commission)とその他の政府機関の承認が必要とされる。
PricewaterhouseCoopers社のメンバー企業とパートナによる承認は,IBM社への売却を完了するために必要な段階の一つだった。関係するその他の政府機関の承認を含め,すべての取引完了の条件は2002年10月初旬にすべて満たされる予定。その間,また買収完了後もパートナとPwC Consultingの従業員は継続して顧客にサービスを提供する。
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