米Macromediaはeラーニング・アプリケーション向けマルチメディア・オーサリング・ソフトの新版「Authorware 6.5」を米国時間9月5日,発表した。同社のコンテンツ開発環境「Macromedia Flash MX」のほか,米Microsoftの「Windows Media Player」ファイル・フォーマットに対応する。

 eラーニング・アプリケーションはますます従来のトレーニング手法に代わって利用されつつある。1人当たりのコストを削減できるほか,アプリケーションを常に更新できるためである。「Authorware 6.5は強力なスクリプティング機能を備えており,プログラミング経験のない初心者から高度なスキルを持つ開発者が,インタラクティブなマルチメディアeラーニング・アプリケーションを作成できる」(Macromedia社)

 Authorwareは画像,サウンド,アニメーション,テキスト,ビデオを組み合わせた魅力的なマルチメディア学習を提供する。データベース接続機能とデータ追跡機能により,生徒の進歩状況や成績を簡単に確認できる。

 Authorware 6.5はMacromedia Flash MXに対応するため,最新版の「Macromedia Flash」で作成したコンテンツを取り込むことが可能。新たなXMLパーサーにより,大規模のXMLファイルをeラーニング・アプリケーションの一部として連携させることができる。

 また,「Commands and Knowledge Objects」機能を拡充したほか,障害を持つ人々にも利用できるアクセシビリティの高いアプリケーションを提供するための機能も強化した。Windows Media PlayerがサポートするASF,ASX,WMV,IVFといったメディア・オーマットに対応する。

 Authorware 6.5は9月後半にMacromedia社のオンライン・ストア「Macromedia Online Store」で購入可能になる。価格は2699ドル。「Authorware 6」のユーザーは199ドルでアップデートできる。

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