携帯電話サービスや無線サービスを手がける米LetsTalkが米国時間9月3日に,米国人の携帯電話利用マナーに関する意識調査の結果を発表した。2000年に行った同様の調査と比べると映画館,レストラン,公共の交通機関など,公共の場で携帯電話を利用を控える傾向が強まったという。

 このアンケートはLetsTalk社が米Wirthlin Worldwideに依頼して行ったもの。18歳以上の消費者1001人を対象に,2002年8月にアンケートを実施した。

 携帯電話を「自動車内で使用してもよい」という回答者は46%で,2000年の76%から大幅に減少した。主な調査結果は以下の通り。

・携帯電話を自動車内で使用してもよい
2002年:46%
2000年:76%

・携帯電話をレストランで使用してもよい
2002年:28%
2000年:31%

・携帯電話を公共の交通機関で使用してもよい
2002年:45%
2000年:52%

・携帯電話をスーパー・マーケットで使用してもよい
2002年:53%
2000年:60%

・携帯電話をお手洗いで使用してもよい
2002年:47%
2000年:39%

・携帯電話を映画館や劇場で使用してもよい
2002年:6%
2000年:11%

・携帯電話を学校内で使用してもよい
2002年:10%
2000年:(質問事項に含まず)

 LetsTalk社CEOのDelly Tamer氏は,「携帯電話の利用者数が増える一方で,エチケットに対する意識は向上しているようだ」と述べ,「公共の場における携帯電話の法的規制が検討されているため,ユーザー自身が節度のある使用を心がけている」と指摘した。

「危ないのに止められない」,携帯電話利用の5割が「運転中」と米ガートナー
夏休みはマナーを守って楽しく,米U.S. Cellularが携帯電話の利用でキャンペーン
「米国人の半数は携帯電話の使用についての法的規制を望んでいない」---。LightspeedResearch.comがオンライン調査
「消費者の47%が運転中の携帯電話機の使用禁止を支持」,米Carpointの調査
米国労働者の携帯電話保有率が1年間で25%増,「欧州に追いつく勢い」
「2005年には13~19才の若者の65%が携帯電話機を利用」---。米通信事業者の調査
「携帯電話機の世界市場に回復の兆し」,米データクエストの調査
携帯電話に必要な機能はデジカメ,PIM,Bluetooth! ゲームは要らない

[発表資料へ]