J2EEアプリケーション・サーバーおよび関連サービス・ライブラリは,新たな企業向けアプリケーション開発の主要プラットフォームになりつつある。Barnes氏は,「企業の整理統合に伴い,アプリケーション・サーバーの選定を今後3~6カ月で再検討する必要がある」と指摘する。

 主な調査結果は以下の通り。

・J2EEアプリケーション・サーバー市場では,ベンダーのパフォーマンスとプレゼンスの組み合わせがカギとなる。重要なプレゼンスを持つベンダーが減っているため,この組み合わせへの依存度はますます高まっている。

・プラットフォームを選択する企業は,ベンダーの技術能力より,プレゼンスと実行能力に重点を置くべきだ。

・多数の企業が開発の戦略的プラットフォームとしてJavaを選んでいるものの,J2EEはその複雑さゆえに普及が進んでいない。今後18カ月間,J2EEと米Microsoftの「.NET」プラットフォームとの激しい競争が続く。

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