米Hewlett-Packard(HP)はノート・パソコン「Compaq Presario」シリーズの新製品「Presario 2800」を米国時間8月29日に発表した。ハイエンドのグラフィックスと大型ディスプレイを提供する。同製品でモバイル・ユーザーは,高速で超リアルな3次元ゲーム,DVD鑑賞,大容量ファイルでの作業,プレゼンテーションなどができる。

 同製品は,カナダATIのグラフィックス・コントローラ「MOBILITY RADEON 9000」を搭載している。この新技術により,高速で超リアルな3次元ゲームが楽しめる他にも,ノートのパフォーマンスを低下させることなくプレゼンテーション・ソフトウエアへのビデオの統合などが可能となる。

 同モデルは,重さ約2.7キログラム。動作周波数1.7GHzの米Intel製「Pentium 4-M」プロセサ,30Gバイトのハード・ディスク,512MバイトのDDR SDRAM,15インチのSXGA+ディスプレイ,64MバイトのDDR SDRAMビデオメモリを備えたATIのグラフィックス・コントローラ「MOBILITY RADEON 9000」,8倍速のDVD/CD-RWコンボ・ドライブ,「USB 2.0」サポート搭載の構成で,価格は2248ドルから。

 同製品は,同社の802.11bまたはBluetooth対応「MultiPort」モジュールで機能強化が可能。同ノートPCを購入する際に付属するクーポンにより,購入者は無償で無線MultiPortモジュールを入手,または99ドルで無線モジュールと無線アクセス・ポイントを購入できる。このプロモーションは,2002年9月30日まで提供される。

 Presario 2800は,9月初旬に出荷が予定されている。製品の詳細は同社サイトに掲載されており,先行予約も受け付けている。

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