イスラエルのCheck Point Software Technologies社が,現地時間8月27日に,Webサービスのセキュリティを強化するソリューションを発表した。
これは,「Application Intelligence Technology」と呼ぶ技術によって実現したもので,Webサービスでもっとも一般的に使われるプロトコル,XMLとSOAPに対して包括的なセキュリティを提供する。同ソリューションにより,企業は,ネットワークの保全性を損なうことなく,ビジネス・アプリケーション間で直接情報を安全に共有できるようになる,という。
「Webサービスは非常に効率的だが,悪意を潜めたパケットを調べずに標準ファイアウオールを通す設計になっているため,セキュリティ・リスクをもたらす。当社のセキュリティ技術をXMLとSOAPトランザクションを保護するように拡張したため,企業はWebサービスの恩恵を受けることができる」(同社のマーケティング副社長のCarol Stone氏)。
XMLとSOAP向けのセキュリティ機能は,ネットワーク・セキュリティの統合ソフト「Check Point VPN-1/FireWall-1 Next Generation」の最新版と同年9月にリリースされるFeature Pack 3に追加料金なしで提供される。
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