米Dell ComputerはSMB向けに小型のサーバー「PowerEdge 600SC」を米国時間8月26日に発表した。Celeron搭載版とPentium 4搭載版があり,前モデルの2倍のパフォーマンスを実現しながら,米国内の競合他社のシステムより数百ドル低い価格で提供する。

 また,同社は,より高い拡張性とパフォーマンスを望む顧客に向けて動作周波数2.4GHzのXeonプロセサを搭載する「PowerEdge 2600」も発表した。同モデルは,XeonプロセサのデュアルCPU構成で,6GビットのDouble Data Rate(DDR)メモリを搭載する。

 PowerEdge 600SCは,高速DDRメモリーとギガビットEthernetポートを搭載しており,デスクトップPCのネットワークからクライアント/サーバー型のアーキテクチャへの移行を望むSMB顧客向けに設計されている。価格は,Celeron搭載機が599ドルからでPentium 4搭載機は799ドルから。

 また,同サーバーと同社の新しいテープ・ドライブ「PowerVault 100T-Travan40」を組み合わせることにより,1000ドルで小さなワークグループ・アプリケーション,ファイルとプリントの共有に向けたデータ保護ソリューションとなる。同テープ・ドライブの価格は399ドル。現行のDell IDEテープ・ドライブと比較して2倍の容量と速度を提供する

 PowerEdge 600SCと同2600サーバーは,Windows 2000 Server,Microsoft 2000 Small Business Server,Red Hat Linuxがプリインストールされたバージョンが用意される。同2600では,Windows 2000 Advanced Server版も用意されており,Windows NTでも動作する。両サーバーは,Novell NetWareとの動作も認証されており,ともに現在入手可能となっている。

 両製品の詳細は,同社のサイトに掲載されている。

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