「2002年第2四半期の米国プリンタ市場で,米Hewlett-Packard(HP)が首位を維持した」。HP社が米国時間8月22日に,米IDCの調査結果を引用するかたちで発表した。HP社は市場シェアを前期に比べ約5ポイント拡大し,同社として最高の50%弱を獲得。5四半期連続でトップの座についた。

 「当社が市場シェアで首位を獲得できるのは,顧客対応能力と,比類ない信頼性のおかげだ。顧客が求め必要としているものを提供することが大切なのだ」(HP社Imaging and Printing Group部門米大陸担当上級副社長のLee Ray Massey氏)

 そのほかの主な調査結果は以下の通り。

・HP社によるモノクロ・レーザー・プリンタ(LBP)市場のシェアは77%。

・HP社は,印刷速度が14ppm(ページ/秒),14ppmから20ppm,21ppmから30ppm,31ppmから44ppm,45ppmから69ppmのモノクロLBPのカテゴリで首位を獲得した。これは,「ほぼすべての規模の企業の印刷需要に応えられるカテゴリをカバーしている」(HP社)。

・HP社はカラー・インクジェット・プリンタ市場でトップを維持した。市場シェアは前期比3ポイント増の46%。オールインワンのインクジェット・プリンタが好調だった。

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