米Worksが米国時間8月5日に,電子決済ソリューションの新版「Works Procisa 2.2」をリリースしたことを明らかにした。企業におけるクレジット・カード決済の処理を支援する。

 Works Procisa 2.2は米Visa U.S.A.の「Visa」決済システムを利用する。現在,Visa関連の金融機関,米PNC Bank,米SunTrust Bankを通じて使用できる。新機能により,膨大なバックオフィスの会計処理や決済処理を合理化する。

 Works Procisa 2.2により,ユーザーは既存の決済処理の財務ポリシーやプロセス管理に準拠したVisa決済が可能になる。「小切手を主要な支払い手段として頼る必要がなくなる」(Works社)。また,認証済みのマネージャはリアルタイムで支出状況を確認できる。バックオフィスとの効率的な連携を図るほか,オンラインのカード管理ツールといった機能を備える。

 Works Procisa 2.2の主な新機能は以下の通り。

・効率化した会計プロセス:特定のサプライヤとの取り引きを「General Ledger(GL)」コードで自動的にタグ付けする。バックオフィスとの連携を高め,より正確な処理を可能にする。また,発生した支出を再割り当てしたり,課税対象となるカード支出を追跡することができる。

・強化した支出管理:認証済みのマネージャは詳細な支出状況にアクセスできる。現在までの支出総額,平均支出額,カード別トランザクションといった情報を,今後の計画や意思決定に役立てることが可能。

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