フランスのAlcatelは現地時間8月1日に,China Telecomの子会社Guangdong Telecomのブロードバンド・アクセス・ネットワーク容量を増強するべく数百万ドル規模の契約を結んだことを発表した。Alcatel Shanghai Bellを通じて獲得した契約は,中国の広州,深セン,珠海,海南,汕頭などを含む広東省のほとんどの地域を網羅するもの。

 Guangdong Telecomは,中国で初めてDSLブロードバンド・アクセス・サービスを導入したサービス・プロバイダ。今回の拡張により,DSLネットワーク容量は60万回線になった。

 「Alcatel Shanghai Bellとは1996年の設立以来,長期にわたり提携している。Alcatel Shanghai BellへのDSL回線の発注はパートナーシップとともに,製品とサービスに対する自信を強めるものである」(Guangdong Telecomのジェネラル・マネージャのFeng Xong氏)

 「Guangdong Telecomがネットワーク拡張にわが社のDSLソリューションを選択したのは今年で2回目であり,広東省におけるわが社のDSLサプライヤとしての地位を強化した。DSLは中国に収益性のあるブロードバンド・ビジネスをもたらすことができる」(Alcatel社)

 AlcatelはDSL市場において,中国で40%,世界で38%の市場シェアを獲得している。

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