米Texas Instrumentsが米国時間7月22日に,2002年第2四半期の決算を発表した。売上高は21億6200万ドルで,前期比18%増,前年同期比6%増。会計原則(GAAP)ベースの純利益は9500万ドル(1株当たり利益は5セント)。一時的な費用を除いた場合の純利益は1億900万ドル(1株当たり利益は6セント)となる。

 当期はSemiconductor部門,Sensors & Controls部門,Educational & Productivity Solutions(E&PS)部門など,あらゆる部門で前期と比べて2桁成長を遂げた。最も売上高が急増した部門は,16%成長のSemiconductor部門だった。前年同期の売上高と比べた場合,Semiconductor部門は6%,E&PS部門は16%成長した。

 2002年第2四半期の受注額は22億9200万ドルで,前期比20%増,前年同期と比べて34%増加した。Semiconductor部門の受注額は18億7600万ドル(前期比22%増,前年同期比42%増)だった。

 また,同社は2002年第3四半期の見通しも発表した。売上高は前期比5%増となる見込み。部門別の売上高は,Semiconductor部門が前期比約4%増,Sensors & Controls部門が同数%減少,E&PS部門は同約25%成長するとみる。

 GAAPベースの1株当たり利益は9セント,一時的な費用を除いた1株当たり利益は10セントとの予測である。

◎関連記事
米TIが2001年Q4と通年の決算を発表,半導体事業の売上高が3%増
米AMDの2002年Q1決算,PC市場低迷により売上高が前期比33%減,赤字が1億8000万ドルに拡大
米インテルが2002年Q2決算を発表,2002年後半に4000人の人員削減を予定
米モトローラの2002年Q2決算「GAAPベースでは23億ドルの赤字だが,黒字体質に戻った」
米ナショセミの2002年3月~5月期決算,前年同期比4.6%増収で黒字に回復
「2002年5月の世界半導体市場は前月比2.8%増収,ほとんどのカテゴリが成長」,とSIA
「2002年4月の世界半導体市場は前月比3.1%成長,無線分野が好調」,とSIA
「2002年3月の世界半導体市場は前月比7.2%成長,DRAMの売り上げが82.4%増加」,とSIA

[発表資料へ]