米VERITAS Softwareが米国時間7月16日に,2002年第2四半期の決算を発表した。売上高は3億6500万ドルで,一時的な費用を除いた希薄化後の1株当たり利益は14セント。前期の売上高3億7000万ドル,同じ条件の1株当たり利益16セントから減収減益となった。

 一時的な費用3500万ドルと,戦略的投資による損失1500万ドルを含めた純利益は2600万ドル(1株当たり利益は6セント)である。なおVERITAS Software社は,2002年1月1日より米財務会計基準書142号を適用した。これに伴い営業権および無形固定資産の償却費用が前年同期より2億400万ドル減少した。

 同社会長兼社長兼CEOのGary Bloom氏は,「当社に競争力と回復力があるのは,第2四半期の安定した売上高と利益をみれば明らかだ。今後もストレージ分野でリーダー的な役割を果たしていく」と述べている。

 しかし同氏は短期的な見通しについて慎重な姿勢をとっており,2002年第3四半期の業績については,「営業費用を21~23%と見積もった場合,売上高が3億5000万~3億7000万ドル,1株当たり利益が11~13セントの範囲になる」と予測する。

 また2002年第4四半期については,「従来の季節変動があれば,売上高は第3四半期に比べ若干伸びる見通し」(同氏)という。

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