米Microsoftが米国時間7月9日に,コンテンツ管理サーバー「Content Management Server 2002」のベータ版をリリースしたことを明らかにした。「より速く簡単に,コスト効率の優れた方法で,豊富なコンテンツを備えたWWWサイトを作成,導入,管理できるようにする」(Microsoft社)
Content Management Server 2002はXML Webサービスをサポートし,高度なコンテンツ・オーサリングやWWWサイト構築に対応する。また,開発環境「Visual Studio .NET」との統合機能も備える。
Content Management Server 2002の主な機能は以下の通り。
・「Authoring Connector for Microsoft Office」機能により,「Word」などの「Office」アプリケーションから直接WWWコンテンツに変換。
・「.NET」およびXML Webサービスをサポートしており,Content Management Serverのコンテンツや機能をWebサービスとして利用可能。
・Visual Studio .NETとの統合機能のほか,ASP.NETアーキテクチャ,拡張可能なコンテンツ管理サーバー・コントロール,ソース・コード管理機能を組み込んでおり,迅速なWWWサイト構築が可能。
・WWWアプリケーションの配置/管理を行うサーバー「Microsoft Application Center」と連携し,WWWサイトの全導入工程において効率を向上。
Content Management Server 2002は「.NET Enterprise Server」ファミリの一つ。.NET Enterprise Serverには「BizTalk Server」「SharePoint Portal Server」「Commerce Server」などが含まれる。
Content Management Server 2002のベータ版はMicrosoft社WWWサイトからダウンロード可能。製品版は今年中にリリースする予定である。
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