米BEA Systems社は米国時間7月8日に,企業ポータル・フレームワークの最新版「WebLogic Portal 7.0」を発表した。同製品は企業向けポータルの開発,配備,管理を容易にするもので,新版ではネイティブでWebサービスをサポートしている。同製品は,同社サイトからダウンロードできる。

 同製品の新しい管理ツールは,統合Java開発フレームワーク「BEA WebLogic Workshop」,「Microsoft SOAP ToolKit」クライアント,その他のツールで作成されたWebサービスの一部として表示ができるように設計されている。

 他社のポータル製品では,Webサービスをアドオン式のモジュールとして提供しているのに対して,同製品はWebサービスを使ったポータルを容易に構築できる機能とツールをネイティブで提供している。

 同社によれば,新しいポータルとポートレット・ウィザードにより,ポータルの開発時間を95%短縮できるという。またBEA Portal Solution Center から入手可能な新しいパートナー・ポートレットに加え,同製品は新しいコラボレーション・ポートレット,カタログ,ショッピング・カート,購入プロセス,その他のコマース・サービスに向けたコマース・ポートレットを収録している。

◎関連記事
米BEAがアプリケーション開発/統合プラットフォームの新版「BEA WebLogic Platform 7.0」を今月末にリリース
米サン,BEA,インタリオ,独SAPがWebサービス協調言語「WSCI」を公開
米サンが「Sun ONE Portal Server」の新版を発表,WebLogic/WebSphere,Linux/Windows 2000に対応へ
日本BEAがJ2EE1.3準拠の「WebLogic7.0」を5月31日に出荷,Webサービス構築機能を強化
米BEAがBEA WebLogic Serverの新版「7.0」を今週にもリリース

発表資料へ