ノルウェーのOpera SoftWareがノルウェーで現地時間7月3日に,Linux対応ブラウザの新版「Opera 6.02 for Linux」の一般向けリリースを発表した。
Opera 6.02 for Linuxではアジア文字を表示する機能を追加し,「アジア市場の開拓を図る」(Opera社)としている。
「『Opera 6 for Linux』はアジア市場でブラウザ戦争を引き起こした。今回発表した重要なアップルグレードをインストールすることにより,ユーザーは生産性を高め,より安全にWWWサーフィンを楽しむことができる」(Opera社デスクトップ製品部門バイス・プレジデントのDean Kakridas氏)
Opera 6.02 for Linuxは,広告料でまかなう無料版がWWWサイトで入手可能。広告が付かない有償版は39ドル。
またOpera社は,ドイツのSuSEと提携を結び,SuSE社のLinuxディストリビューション「SuSE Linux 8.0」にLinux対応Operaの無料版をバンドルすることを同日明らかにした。
ちなみにOpera社は7月1日に,中国のLinuxプロジェクト「Redflag」とアジアで初めて組み込みブラウザに関する提携を結んだことを発表している。
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