米Jacadaが米国時間7月3日に,2002年第2四半期決算の速報を発表した。売上高は520万ドル~550万ドルの範囲となる見込み。
ソフトウエア・ライセンス収入は210万ドル~230万ドルとみる。1株当たりの純損失は6セント~8セントとの予測である。
Jacada社CEOのGideon Hollander氏は,売上高の減少に関して「ソフトウエア・ライセンス収入とコンサルティング収入の低下が原因。世界的な市場軟化の影響を受けた」と説明した。
なお,正式な2002年第2四半期決算の報告は7月25日に行う予定である。
Jacada社は,既存のシステムを統合してWWW対応にするためのソリューションを提供する企業。同社のソリューションは,米AIG,米Bank of America,米Delta Air Lines,米Federal Reserve Bank,ドイツPorscheの北米事業Porsche Cars North America,米Prudential Insurance Company of America,米内務省などが利用しているという。
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