米Citrix Systemsが米国時間6月24日に,IBM社の「WebSphere Portal」を利用して同社のアクセス・ポータル・ソフトウエア「NFuse Classic」を設定できるポートレットを開発したと発表した。同ポートレットにより,ユーザーは即座にWebSphere PortalからWindows,Unix,JavaそしてネイティブのWebアプリケーションにアクセスできるようになる。またCitrix社とIBM社は,企業に対して同ポートレットのマーケティングを共同で行う。

 NFuse Classicポートレットにより,WebSphere PortalユーザーはWebブラウザを通じてWeb対応,また非対応のアプリケーションにアクセスできる。企業は,WebSphere PortalとNFuse Classicを組み合わせることにより,ユーザーにさまざまな情報やアプリケーションへのアクセスを提供できるようになるという。

 「IBM社との共同開発により,詳細にわたるカスタマイズの必要なくWebを介して幅広いアプリケーションへのアクセスを望む企業に向けた強力なソリューションができた。企業は中央から効率的にアプリケーションの統合,パーソナライズ,管理ができるとともに,標準ブラウザを通じてこれらを提供できる」(Citrix社のシニア副社長のDavid Jones氏)

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