米Wells Fargoはオンライン決済サービスに関して米PayPalと提携した,と米国時間6月20日に発表した。

 この提携によりWells Fargoは,PayPal社のサービス「PayPal」におけるオンライン決済処理サービスのプロバイダとなる。

 Wells Fargoの決済処理プラットフォームをPayPalに提供し,PayPalユーザーのクレジットカード決済,当座預金口座決済の処理サービスを行う。これにより「PayPalユーザーのトランザクションをWells Fargoが安全に処理する」(Wells Fargo社)という。

 「Wells Fargoは,広く普及しているPayPalサービスの業務を行えることをうれしく思う。当行の決済処理技術,クレジットカード団体との提携関係,顧客サービスの経験を生かし,PayPal社のサービスを手助けしていく」(Wells Fargo Business Internet Services部門副社長のDebra Rossi氏)

◎関連記事
UPSと米ペイパルが提携,「オンライン決済と発送手続きを一つのプロセスで」
米ペイパルと米トピカが,電子メール用ECサービスで提携
“無免許銀行”か否かで揺れる米国のオンライン決済サービス
電子決済サービスの米ペイパル,「Dreamweaver」と統合したツールキットを無償提供
米VisaがB2B向け“次世代”決済サービスを発表
オンライン・ショッピングは国境を越える,でも消費者が気になるのは“セキュリティ”
E*TRADEのネット銀行「E*TRADE Bank」の消費者預金高が1年で117%増の60億ドル超に
企業間取引向け決済で新会社---米Citigroup,米S1,米Wells Fargoなどが共同出資で設立

[発表資料へ]