米Sprintは同社の企業顧客向けオンライン決済処理サービスを強化して電子商取引サービスを拡張したことを米国時間6月13日,発表した。同社は,オンライン決済処理に米CyberSource社のサービスを採用する。拡張された機能により全米10カ所の「Sprint E|Solutions」センターにおける電子商取引が強化されるという。

 「強化されたオンライン支払い機能を加えることにより,Sprint E|Solutionsの顧客に安全で信頼できるワンステップ・ソリューションを提供できる」(Sprint E|SolutionsのKeith Paglusch社長)

 同社が提供する「CyberSource Payment Service」は,クレジット,デビット,調達カード,電子小切手を使ったオンラインの支払いをリアルタイムで可能にする。サードパーティ製のプロセサと商業銀行との接続を通じて電子支払いを行う。同サービスは,主要な決済プラットフォーム,ERP,CRMをスムーズに統合する。企業内で複雑なシステムを管理する必要なく世界中で安全かつ信頼性のある電子支払いサービスを利用可能とする。

 CyberSource社の決済処理ソリューションは,アーキテクチャにPKI(公開鍵暗号基盤)をベースとした暗号化セキュリティ・モデルを使用しており,顧客に代わって安全に決済処理を行う。

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