米Microsoftが,プロジェクト管理ソフトウエアの新版「Microsoft Project 2002」の出荷を米国時間6月6日に発表した。エンタプライズ・プロジェクトとリソース管理機能を搭載する。

 同製品ファミリは,顧客のプロジェクト管理のニーズに対応してアップグレードされた。コラボレーション機能,ポートフォリオとリソース管理機能,エンタプライズ規模のパフォーマンスとセキュリティ機能を持つ「.NET Enterprise Server」が加わった。

 「Project Professional」,「Project Server」,「Project Server Client Access Licenses」が,スケーラブルでカスタマイズ可能な「Microsoft Solution Offering for Enterprise Project Management (EPM)」を構成する。同ソリューションは,ポートフォリオとリソースの管理,リアルタイムの報告機能,シナリオ分析機能を持つ。プロジェクト情報が「Microsoft Project Web Access」を介して共有されるため,ユーザーは,「Project Server Client Access Licenses」によりWWWブラウザを介した情報へのアクセスと企業間に渡るコラボレーションができる。

 また同製品ファミリには,個々のプロジェクト管理のニーズに対応する「Project Standard」が収録されている。同製品は,プロジェクト・ガイド,対話的なヘルプ・ツールなど新しい機能を収録し,スケジュールとリソースの予定,トラック,管理を動的に行うため,プロジェクトを計画通り予算内で進めるのを支援する。

 「Project 2002」は,同社再販店,Microsoftライセンシング・プログラム,同社サイトを通じてすでに出荷が開始されている。予想小売価格は,「Project Standard 2002」が599ドル,「Project Professional 2002」が999ドル,「Project Server Client Access License」が5ライセンス付属する「Project Server 2002」が1499ドルとなっている。「Project Server Client Access License」の追加は,1ライセンスにつき179ドル。

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