米SONICblue社がDVRの新シリーズ「ReplayTV 4500」を米国時間6月3日に発表した。前シリーズ「同4000」に搭載した全機能に標準的電話回線向けのモデムを追加するとともにソフトウエア・パッケージを再設計し,ブロードバンド環境を持たない顧客も同技術を楽しむことができるようになった。

 同製品の主な機能は次のとおり。

・テープなしの録画
オンスクリーンのチャンネル・ガイドにワンタッチで録画

・「Commercial Advance」
録画された番組をコマーシャルを飛ばして再生

・「Control Live TV」
停止,巻き戻し,再生,スローモーション,コマ送り

・長時間録画
テレビ放送を最高320時間まで録画可能

・広帯域対応
ReplayTVサービスへのアクセスに広帯域または電話回線の選択が可能

・番組の送信
「ReplayTV 4000」または「ReplayTV 4500」を持つ友人や家族にインターネットの広帯域接続を通してビデオを送信

・ Theme Record
キーワードやテーマで自動的に番組を録画

・ 「MyReplayTV」
出先からインターネットを使って自宅のReplayTVをプログラムする機能

・「Room-To-Room」
ネットワーク化したReplayTV間で別の部屋にビデオをストリーミングする機能

・「Your Photos」
テレビでデジタル写真の保存と表示

 同シリーズは,40時間まで録画できる「ReplayTV 4504」,80時間の「同4508」,160時間の「同4516」,320時間の「同4532」のモデルで提供される。販売希望価格はそれぞれ,449.99ドル,749.99ドル,1249.99ドル,1749.99ドルとなっている。またサービス開始料金として,1台購入につき250ドルが必要。

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