米Communications Industry Researchers(CIR)が米国時間5月30日に,光Ethernetトランシーバ市場に関する調査結果を発表した。同市場の規模は2006年に10億ドルを超える可能性があるという。

 同社は,同市場の1.25Gビット/秒の光Ethernetトランシーバの部門の成長は安定しており,2002年における約4億6700万ドルから,2006年には9億6000万ドルを越えるまでに成長すると予測している。

 しかし,定評があるサービス・プロバイダで光Ethernetの採用が進んでいない点,破産法を申請した米Yipesや業績見込みがよくない米Telseonのようなその他のEthernetプロバイダの存在により, Ethernetのパブリック・ネットワークへの進出は遅くなるという。

 また,今後5年間におけるパブリック・ネットワークのアクセスとメトロ部門の売り上げ機会は,企業のネットワーキングとアップリンク・ポートでの売り上げ機会比較して小さいと予測している。

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