米Lucent Technologiesの中国事業Lucent Technologies Chinaは中国で同社傘下のLucent Technologies of Shanghai(LTOS)社の製造資産を米Jabil Circuitに売却することを現地時間5月23日に明らかにした。手続きは2002年夏に完了する予定である。

 また,Lucent社とJabil社は供給に関する提携も結んだ。Jabil社はLucent社に光電送装置を提供する。

 LTOS社はLucent社がShanghai Optical Communication社,Shanghai Post & Telecommunication Equipment社,Shanghai Jiushi社と立ち上げたジョイント・ベンチャー。LTOS社の製造資産売却については3社も合意している。

 LTOS社の設立は1989年。現地向けの光電送装置を製造している。現在約500人の従業員を抱える。資産売却後は全従業員をJabil社が雇用する。Jabil社は32万5000平方フィートの製造施設と機械,在庫を取得する。

 Lucent社製造戦略部門バイス・プレジデントのSteve Sherman氏は,Jabil社への資産売却について,「Lucent社は自社のリソースを先進の通信ネットワーキングに集中できる。世界の大手サービス・プロバイダのニーズに対応する」と説明した。

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