米Trend Microは企業向けのウイルス対策プログラム「Enterprise Protection Strategy」を米国時間5月21日,明らかにした。ウイルスによる被害を防止するためのサービスや製品を組み合わせ,集中管理機能と「TrendLabs」へのアクセスを提供する。
今後1カ月で,以下の三つのサービスを利用可能にする。
・「Outbreak Prevention Services」:攻撃予測情報や予防ポリシーに従って,ウイルスを遮断し,隔離して捕獲する。装置を停止する必要がないため,生産性を停滞させることがない。
・「Damage Assessment and Cleanup Services」:どのシステムがウイルスに感染したか検証する。テンプレートを利用してネットワークから捕獲したウイルスを迅速に除去する。
・「Outbreak Lifecycle Management and Reporting」:ウイルス発生から終息までの期間を管理,監視,レポートする「Control Manager 2.1」を提供する。
ちなみにTrend Micro社によると,毎月500種類もの新しいウイルスが発生しているという。
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