KDDI(本社:東京都新宿区)の米国法人KDDI Americaが,電話およびWWW会議サービスに向けて米iTelco CommunicationsのVoIPシステム「VoIP Conferencing & Collaboration System」と米Cisco Systemsの音声ゲートウエイ「AS5300 Voice Gateway」を導入した。iTelco社が米国時間5月16日に明らかにしたもの。

 iTelco社のVoIPシステムにより,KDDI社は一つのプラットフォームで音声会議とデータ・コラボレーション・サービスを提供できる。KDDI社の顧客企業は,費用がかかる従来の音声会議システムに代わり,使いやすい先進の音声/データ統合サービスを利用することが可能。

 「企業のグローバル化に伴い,機能豊富で効率的な音声およびデータ通信に対する需要が高まっている。iTelco社とCisco社によるソリューションを利用することで,KDDI社は価値のある統合通信機能を顧客企業に提供し,また企業は世界に広がるネットワーク全体で生産性を引き上げることができる」(Cisco社Service Provider Ecosystem部門マーケティング・ディレクタのSteve Hoch氏)

 KDDI社が提供するサービスの主な特徴は以下の通り。

・WWWサイトを通じて会議を企画できる
・WWWサイトを通じて会議を管理できる
・ドキュメントをWWWサイトで共有できる。ほとんどのビジネス・ドキュメント形式に対応
・会議召集の通知機能を備える。海外の参加者も召集対象に容易に加えることが可能

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