米Telephony@Workはコール・センター用プラットフォーム「CallCenter@nywhere Outsourcer Edition」を米国時間5月9日に発表した。コール・センター業務をアウトソーシングするキャリア用である。

 CallCenter@nywhere Outsourcer Editionは「同Enterprise Edition」「同Service Provider」で提供している機能をもとに,ブラウザ・ベースの監視機能「Guest Supervisor」などを追加した。

 「コール・センターを外注する企業は,電話やファクス,インターネットで顧客に対応する代理店の通話やコンピュータ・スクリーンをリアルタイムで監視できる」(Telephony@Work社CEOのEli Borodow氏)

 CallCenter@nywhere Outsourcer Editionでは,代理店の通話を聞いたり録音できるほか,代理店のコンピュータ・スクリーンをブラウザで閲覧したり,代理店の記録を確認したり,リアルタイムの統計を見ることが可能。ただしGuest Supervisorには,代理店に指示を出したり,代理店のデスクトップ・パソコンを操作するなどの機能は与えられていない。

 またCallCenter@nywhere Outsourcer Editionは,他のバージョンと同様のバックアップ機能を装備する。個々のサーバーが停止した場合でも,通信を継続することが可能。そのほか,多言語サポート機能「Multilingual Globalization Package」も備えており,米語,英語,オランダ語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,スペイン語,スウェーデン語に対応する。

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