米Apple Computerが米国時間5月8日に,デジタル写真管理ソフトウエア「iPhoto」の「バージョン1.1」を発表した。同社WWWサイトから無償でダウンロードできる。
バージョン1.1では,新たに明度と輝度のコントロール機能を追加したほか,「Mac OS X」の「Mail」アプリケーションとの統合を図った。
iPhoto 1.1の主な特徴は以下の通り。
・明度および輝度のコントロール機能により,すばやく簡単に写真を修整できる。
・選択した写真を,Mailの送信メッセージに自動添付する。
・iPhotoのお気に入りの画像をデスクトップ・ピクチャに自動的に配置する。
・iPhotoからアルバムを選んで,Mac OS Xのスクリーン・セイバーでスライドショーとして再生可能。
・QuickTime形式のスライドショーを作成し,iPhotoで再生できる。
・DVD編集ソフトウエア「iDVD」を使って,QuickTime形式のスライドショーをDVDに追加できる。
・写真のコメント・フィールドのテキスト情報を利用してフォト・ライブラリを検索できる。
・作成日,シャッタースピード,F値など,写真のJPEGファイルに関するすべてのEXIFメタデータを表示する。
・Mac OS Xの「Finder」から画像を取り込む際に,ファイル名を写真のタイトルとして保存する。
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