米Crossroads Systems社が米国時間5月8日に,同社の「Crossroads 10000」ストレージ・ルーターを使ってiSCSIストレージ・ルーティングの相互運用性のデモを行うことを発表した。相互運用性のデモは,米ラスベガスで開催中のネットワークの総合展示会「NetWorld+Interop 2002 Las Vegas」(N+I)にて,米Intel社,米IBM社,米StorageTeck社の製品を使って行われる。

 このデモでは,iSCSIストレージ・ソリューションを使ってユーザーがデータを保護する方法を実証する。同社のストレージ・ルーター「Crossroads 10000」,Intelのストレージ・アダプタ「PRO/1000 T IP Storage Adapter」,StorageTekのテープ・ライブラリ「StorageTek L40」,IBMの「eServer xSeries」,「TotalStorage IP Storage 200i」システムを組み合わせて行う。デモでは,ストレージ・ルータ「Crossroads 10000」がGigabit Ethernetを介して,iSCSIプロトコルでデータ転送とデータのバックアップを行い,データを「「StorageTek L40」ライブラリに転送する。

 「このデモは,業界標準となる次世代I/O製品の開発においてわが社の技術力を示すものである。顧客にシンプルで経済効率がよく,相互運用性を持つiSCSIソリューションを届けるために引き続き注力する」(同社)。

 iSCSIのデモは,Intelブース(#7183)にて実施されている。

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