米AOL Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)の子会社であるCompuServeが米国時間4月16日に,インターネット・サービスの新版「CompuServe 7.0」を発表した。ブラウザには「Netscape Gecko」を採用する。
新版ではメイン・メニューのデザインを変え,電子メールやインスタント・メッセージングの使い勝手を向上したほか,チャネル項目のアップデートやツール・バーの改善,検索機能の強化などを図った。
CompuServe 7.0の主な特徴は以下の通り。
・「Channels」をアップデートし,「Main Menu」のデザインを一新した。
・CNN,CNNSI,People.com,Fortune,InStyle,Entertainment WeeklyなどAOL Time Warner社関連ブランドのコンテンツを提供。
・カスタム・ページ「My Custom Page」により,パーソナル化したコンテンツ(電子メール,天気予報,占星術,投資,スポーツ・チーム情報,ニュースなど)へのアクセスと管理を簡素化。
・アップデートした「CompuServe Toolbar」により,「My Custom Page」や「AOL Keyword」入力フィールド,「Chat」などの機能が利用可能。
・「E-mail」では,オート・コンプリート機能がアドレス入力を簡素化。「Buddy List」では,190以上のアイコンを利用可能。インジケータにより,誰がログイン中かを確認できる。
・検索機能では,関連検索結果も表示する。
・「CompuServe Radio」を強化し,新たにメディア・プレーヤ(CD再生機能付き)を追加した。
CompuServe 7.0ソフトウエアはCompuServe社WWWサイトからダウンロード可能。ディスク媒体でも入手できる。サービス利用料は接続時間無制限で1カ月当たり19ドル95セント。年間契約の場合は,1年当たり199ドルとなる。
ちなみに,AOL Time Warner社が自社ブランドのブラウザを,米Microsoftの「Internet Explorer(IE)」からNetscapeに変更することを検討中であることは以前から噂されていた(関連記事)。ブラウザの市場シェアに関して米WebSideStoryが調査した結果によると,「IE 6」はリリース以来,Netscapeのシェアを奪って伸びているという。
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