米EDSが米国時間4月11日に,インターネットを使った製品開発チームのコラボレーション(協業)を支援するソリューション,「E-vis 4.0」を発表した。新製品の開発や刷新の段階で,開発の中心となる企業だけでなく,サプライヤの効率的な参加も可能にする。

 同製品は,基盤技術として.NETを利用しており,XMLを利用したWebサービスに統合できる。コラボレーション,会議,ビジュアル化機能を提供する。ユーザー・コミュニティが,製品開発に参加できるとともに,サプライ・チェーンのパートナがリアルタイムでグローバルにコラボレーションできる。製品のライフライクルの全段階においてコラボレーションを望む製造業界のニーズに対応している。

 開発チームは,インターネットを使ってリアルタイムに対話することにより,プロジェクトと製品のデータ,イメージ,設計アイデアを共有できる。CAD,製品データ管理(PDA),Microsoft社のソフトなど,標準的なエンジニアリング・ツールでアクセスが可能となる。

 なお,自動車産業に必要とされるビジュアル化技術の定義,特にサプライ・チェーンにおけるコラボレーション関しては,業界のニーズに対応させるために,米Ford Motor社と米General Motors社が協力している。

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