企業向けサービス・プロバイダの米divineとインターネット・コンサルティングの米Viantは米国時間4月5日に,divine社がViant社を買収することで最終合意に達したと発表した。
買収は株式交換の形で行なわれ,Viant社の株主はViant社株1株に対してdivine社株3.997株を受け取る。
「Viant社は,顧客,パートナ企業,従業員間の知識共有を可能にするコラボレーション技術ソリューションの実装に関してノウハウを所有している。Viant社を買収することで,divine社は北東部におけるコンサルティング能力を拡充する」(divine社会長兼 CEOのAndrew Filipowski氏)
divine社はソフトウエア,専門サービス,管理サービスを組み合わせたソリューションを企業に提供している。企業が顧客,パートナ,サプライヤとの共同作業や対話,情報共有をできるようにする。
一方Viant社は,金融サービス,メディアおよびエンターテインメント,ヘルスケア業界向けにデジタル・ビジネス・ソリューションの開発と導入を手がけている。
Viant社買収によりdivine社は顧客基盤を拡大する。ボストンとニューヨークにあるViant社のオフィスを獲得し,北東部での足場を固める。
また,divine社CFOのMichael Cullinane氏は,「この買収によりdivine社の財政を強化し,2002年第4四半期には利益をあげることを目指す」と付け加えた。
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