「『SQL Server 2000 Enterprise Edition』と『Windows 2000 Datacenter Server』を利用したシステムは,他社競合製品と比較して50%のコスト削減が可能である」。米Microsoftが米国時間4月3日に,米Walklett Groupの調査結果を引用するかたちで発表した。

 Walklett Group社がハードウエア購入費,ソフトウエアのライセンス料金,保守/運用費など,大規模データベースを用いる2つのソリューションが5年間に要するコストを比較したもの。

 Walklett Group社の調査によると,SQL Server 2000 Enterprise EditionとWindows 2000 Datacenter Serverが稼働する,16ウエイの「Unisys ES7000 Enterprise Server」システムの方が,「Oracle9i」データベースが稼働する「Sun Fire 6800 Server」システムより,50%コストを削減できるという。

 同程度の機能性を前提に,ソフトウエアだけを比較した場合でも,SQL Server 2000はOracle 9iより3.5倍のコスト削減に貢献し,5年間で300万ドル節約できる。

 「企業は競争力を増すためにも,自社のニーズに速やかに対応できる低コストのソリューションを必要としている」(Walklett Group社,BIプラクティス・マネージャのBryan McClain氏)

◎関連記事
米Unisysと米Internet Access Technologiesが政府と教育機関向けASPで協力
米マイクロソフトが「Windows Datacenter Server Limited Edition」を出荷
「Oracle9i AS新版はパフォーマンスを大幅に向上させた」---米Oracle担当副社長に聞く
オラクルがデータベースを値下げ---高値批判に“三度目の正直”を狙う
ソフト会社が“オラクル離れ”
「こっちの水は甘いよ」,米オラクルと米サンがMS環境からJ2EEへの移行ツール群 

[発表資料へ]