米Compaq Computerが米国時間4月2日に,同社のサービス部門Compaq Global Servicesの新たなサービス「Exchange "on demand"」を発表した。米Microsoftの「Exchange 2000 Server」向けのサービスをオンデマンドで提供する。

 Exchange "on demand"は,必要に応じて利用可能なサービスを提供する「Computing on Demand」の一環である。

 Exchange "on demand"の利用料は,メールボックス・ベースの固定金額を設定する。メールボックスの件数は,事業状況に応じて増減できる。Exchange "on demand"で提供するサービスには,Exchange 2000 Serverのインストール,セットアップ,管理をはじめ,バックアップと復旧,ウイルス対策とセキュリティ保護,毎月の利用状況レポートなどが含まれる。

 2000シート以上を所有する顧客には,以下の3種類のサービスを用意する。

・顧客の敷地内にホスティング環境を設け,Compaq社が遠隔管理する。

・Compaq社の「Service Provider」パートナ企業の敷地内にホスティング環境を設け,Compaq社の「Customer Solution and Support Center(CSSC)」が監視と管理を行う。

・米国外のCSSCにホスティング環境を設ける。

 ちなみに米国では,データ・センター・インフラの提供に関して米WorldComなどのサービス・プロバイダと提携を結んでいるという。

 Exchange "on demand"は米国と英国でただちに利用可能にする。

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