インスタント・メッセージング(IM)用ソフトウエアを開発する米Jabberが,米Hewlett-Packard(HP)に「Jabber Communications Platform(JCP)」のライセンスを供与した。Jabber社が米国時間4月1日に明らかにしたもの。

 JCPは,IM機能とプレゼンス対応アプリケーション/サービスを提供するためのソフトウエア・プラットフォーム。「Jabber」と呼ぶXMLベースのオープンなプロトコルを使用している。JCPを使うことで,サービス・プロバイダ,企業,ソフトウエア開発者は,カスタム化したIM,VoIPといった共同作業向けソリューションを作成できる。「企業内で従業員同士の連絡に使う安全かつ非公開なソリューションの提供が可能」(Jabber社)。さらに,顧客とのコミュニケーションを可能にする企業ブランドのポータルも容易に作成できるという。

 「企業では,顧客サービス・ソリューションを強化するため,IMの利用を増やしている」(Jabber社CEO兼社長のRob Balgley氏)

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