米Qwest Communications International社が現地時間3月27日に,日本テレコム社と通信サービスで提携することを発表した。両社は共同で日本と米国間,また日本と欧州間でのサービスを必要とする多国籍企業に向けて通信サービスを提供する。

 提携により,両社は国際的なデジタル専用回線,ATM,フレーム・リレー・サービスの提供を予定している。これらのサービスは,日本国内の多国籍企業と日本企業に日本テレコムを通じてQwest社のグローバル・ブロードバンド・ネットワークへの接続を提供する。そのため,日本,米国,欧州のどこにでもサービスを提供できる。

 また,両社は通信サービスを必要とする多国籍企業に対して販売促進を共同で行うとともに,それぞれの顧客に対して互いのサービスの宣伝,販売も行う。

 「今回の提携により,日本の顧客にシームレスなエンド・ツー・エンドのネットワークと顧客のネットワーキングのニーズに対してワンストップ・ショッピングとなる場の提供が可能になった」(Qwest Asiaの社長兼経営責任者のRoss Lau氏)。

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