米Sun Microsystemsが米国時間3月26日に,「Active Server Pages(ASP)」向けサーバー・サイド・スクリプティング環境の新版「Sun Chili!Soft ASP v3.6.2」を発表した。

 「ASP技術は動的(ダイナミック)で対話性のあるWWWページの作成を可能にする。Sun Chili!Soft ASP v3.6.2によりJavaおよびASP開発者は,さまざまなプラットフォームで動作するASPアプリケーションの開発に取り組むことができる」(Sun社)

 WWW開発者はSun Chili!Soft ASP v3.6.2を使って,Javaベースのビジネス・ロジックをASPアプリケーションに取り込むことが可能。機能を拡張した「Sun Chili!Beans」が,あらゆるJavaクラスを米Microsoftの記述言語から利用可能にする。ASP開発者は,使い慣れた「Component Object Model(COM)」インタフェースからJavaプラットフォームのセキュリティ機能を利用できる。またSun Chili!Soft ASP v3.6.2は,「Java Virtual Machine(JVM)」のバージョン1.4に対応する。

 「Sun Chili!Soft ASPはJavaプラットフォームとASPコードを結びつけ,クロスプラットフォームに向けたASPアプリケーションの導入を可能にする」(Sun社上級プロダクト・マネージャのJohn Shell氏)

 Sun Chili!Soft ASPはLinuxをはじめ,「Solaris Operating Environment」「Windows」「AIX」「HP-UX」に対応する。

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