米PayPalはWebサイトが同社の電子決済サービス「PayPal」を導入するためのツールキット「PayPal eCommerce Toolkit」を提供すると米国時間3月20日,発表した。
PayPal eCommerce Toolkitは米MacromediaのWebページ開発ソフトウエア「Dreamweaver 4」と「Dreamweaver UltraDev 4」用の拡張キットである。Macromedia社のWebサイトで無償によるダウンロード配布を始めた。
PayPal eCommerce Toolkitの開発は米WebAssist.comが行った。これにより,「DreamweaverとPayPalを使ったeコマース・サイトの構築が容易になる」(PayPal社)
さらにPayPal社は,開発者向け情報提供サービス「PayPal Developer Network(PDN)」を立ち上げたことも明らかにした。「Webプロフェッショナルに向けた,迅速,簡単,強力なeコマース・ソリューションを提供していく」(同社)
このPDNでは,PayPal社の製品とサービスに関する技術情報,ショッピング・カートなどeコマース・ツールへの無料アクセスを提供する。「ショーウィンドウ,アフィリエイト・ソフトウエア,登録管理サービスなど,PayPalを使った50種以上のeコマース・ソリューションも用意する」(同社)
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