米HP(Hewlett-Packard)と米Compaq Computerとの合併計画の賛否をめぐる株主投票を受けて,Compaq社が米国時間3月19日に声明を発表した。「投票結果はまだ正式なものではないものの『合併承認を得るに十分な投票を獲得したと確信する』というHP社取締役会の声明を嬉しく思う」としている。
また,Compaq社の会長兼CEOであるMichael Capellas氏は,次のようなコメントを出している。
「過去数カ月間,合併に賛同する顧客,パートナ企業,株主に合併の戦略的意義について考察してもらい,我々は彼らから大きな支持をもらってきた。
この合併が我々の戦略を加速させ,全体の収益増大をもたらし,顧客/株主/従業員の価値を高めるものと信じている。これでHP社の株主投票は終わった。そしてCompaq社の株主投票も水曜日に行われる。もう間もなくこの合併が現実のものになる」
なおCompaq社は米国中部標準時3月20日午後2時に臨時株主会議を開催し,株主投票を行う予定である。
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