英Tadpole社が現地時間3月19日に，米国国防総省の関連機関におけるフィールド・コンピューティング機能と柔軟性の向上を目的として，米Sun Microsytems社の子会社である米Sun Microsytems Federal社と提携することを発表した。
Sun Microsytems Federal社は，海軍の「Navy's Tactical Advanced Computer Joint Workstation (TAC-JW)」契約を通じて国防総省機関にTadpole社のポータブルなUNIXソリューションを配備する。今回使用が予定されているラップトップ「UltraBookIIe」とポータブル・サーバー「VoyagerIIi」は，Sun社のマイクロプロセッサ「UltraSPARC」と「Solaris」の技術を採用している。
「UltraBookIIe」と「VoyagerIIi」は，Tadpole社の他の製品と同様に，Sun社のデスクトップとサーバーのクローン製品である。Sun社のデスクトップとサーバーに100％のバイナリ互換であるため，短時間で配備が可能になっている。またこの軽量のモバイル・ソリューションは，特に戦場の状況に適している。
Tadpole社は，戦場における管理，ブリーフィング，コラボレーション，偵察，情報収集などに向けたミッション・クリティカルなシステムを構築している。同社のポータブル・ソリューションを使うことにより，低い運用コストでコンピューティング機能を向上できる，としている。
◎関連記事
■米パーム，フィールド・セールス市場に向けた取り組みで米IBMなどと提携
■米マイクロソフトが「Smartphone 2002」などモバイル・ソフト製品を発表
■「中小企業にもモバイル・オフィス環境を」，米IBMが支援プログラムを発表
■米サンと米iPlanet，米ルーセントがモバイル・ポータル向け統合通信で提携
［発表資料へ］
