米Accentureが米国時間3月19日,2001年12月~2002年2月期(2002会計年度第2四半期)の業績に関して,営業利益がアナリストの事前予測を上回るとの見通しを発表した。

 売上高は約29億1000万ドルで,アナリストの現在の予測28億8000万ドルとほぼ一致している。一方,営業利益は3億8500万ドル~4億ドルになる見通しで,アナリストの予測,3億6100万ドルを上回るという。

 投資評価額損などを除いた純利益は2億3500万ドル~2億4500万ドルで,アナリスト予測の2億1800万ドルを上回る見通し。また同じ条件の希薄化後1株当たり利益は約23セント(アナリスト予測は21セント)と見込む。

 Accenture社は利益の変動性をなくす狙いで,ベンチャー事業と投資のポートフォリオを見直す計画を先に発表している。同社は実質的にすべての少数株を1つの子会社を介して,売却す計画である。このため同四半期に,これら売却関連にかかる費用として2億1200万ドルの税引き前費用を計上する予定。

 今後は普通株や普通株関連証券を中心に投資を行い,利益変動性の高いベンチャ事業への投資は中止するという。

 なお投資評価額損などを含めた場合,純利益は2300万~3300万ドル(希薄化後の1株当たり利益は2~3セント)となる見通し。

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