米Polycom社が米国時間3月18日に,音声会議,WWWコラボレーション,ビデオ・コミュニケーションを統合するオールインワン型のマルチポイント会議システム「VoicePlus」を発表した。同製品により企業とサービス・プロバイダは,マルチポイントでマルチメディアに対応したコラボレーション機能を提供可能となる。エンド・ユーザーは,単一の会議でどのようなエンドポイントまたはネットワークも使用できる。

 同システムは,米ワシントンDCにて3月19~21日に開催される「FOSE」トレード・ショウにてデモが予定されている。

 同製品は,複数タイプのエンドポイントと複数のネットワーク接続に対応することにより,ユーザー向けにユニークな会議環境を実現する。ユーザーは,ネットワーク接続の種類(PSTN,IP,ISDN)に関わらず,音声とビデオのエンドポイントの両方に接続する単一の電話番号により,会議を開くことができる。エンドポイントの環境にも依存しないため,ユーザーはWWW会議セッションに音声会議を追加したり,音声会議のセッションにビデオ会議を追加できる。

 これは,同社のMGCプラットフォームをベースに構築している。スタンドアロン型の音声MCU(Multipoint Control Unit)として,または拡張によって複数の会議タイプをサポートする音声,ビデオ,データ・コラボレーションのためのMCUとゲートウェイとして設定可能。同社のWWW会議ソフトウエア「WebOffice」に統合されており,ユーザーはWebOfficeセッションの間に音声またはビデオ会議を開始できる。

 「VoicePlus」は,同社チャネル・パートナのネットワークを通じて販売されている。標準小売価格は7万1300ドル。

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