米3Comが米国時間3月13日に,企業LANに向けコア・スイッチング・ソフトウエア「XRN(eXpandable Resilient Networking)」を発表した。ギガビットEthernetスイッチ「SuperStack 3 Switch 4900」ファミリと「Switch 4060」で動作する。

 XRNにより,「ネットワーク管理者はコストと手間を軽減できるだけでなく,ネットワークの性能を引き上げ,制御することが可能」(3Com)としている。XRNは複数の分散したスイッチを一つのスイッチのように動作させる。企業は事業の拡充に合わせて,さらにスイッチを追加することができる。

 Switch 4060はLayer 3 ギガビット・スイッチの新製品で,24基のポートを備える。ホットスワップ対応のファンと電源を装備する。3Com社はXRNをSwitch 4060とSuperStack 3 Switch 4900ファミリにバンドルする。今年中に有料アップグレードで利用できるようにする。

 また,同社は新たなスイッチ製品「Switch 4007R」と,「Switch 4005」の機能拡張について同日発表した。Switch 4007Rはミッションクリティカルなアプリケーションに向けたもので,機能に冗長性を持たせている。Switch 4005には,OSPF(Open Shortest Path First)対応機能を追加する。

 価格はSuperStack 3 Switch 4900が4995ドルから,Switch 4007Rが3万5995ドルから。ともにすでに購入可能。Switch 4005は9995ドルから始まり,OSPF対応機能は4月から利用可能になる。Switch 4060は6月に出荷を予定しており,価格は1万7995ドルから。

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