米Palmが米国時間3月13日に,HTMLブラウザ「Palm Web Browser」を発表した。同社のPDA「Palm m125」「同m130」「同m500」「同m505」「同m515 」「同i705」で動作する。

 発売は米国が4月8日,欧州が4月末を予定しており,その後その他の地域でもリリースする。米国での希望小売価格は19ドル95セント。米国では「Palm Store」から,欧州では「PalmDirect.com」からダウンロードして購入できる。

 対応言語は英語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,スペイン語,日本語。Palm m125,同m130,同m500,同m505,同m515 で利用する場合は,インターネット接続のために別途データ対応モデムか携帯電話機が必要。

 Palm Web BrowserはあらゆるURLにアクセスできる。ブックマークの作成や分類が可能で,サイト履歴も記憶する。情報を保存してオフラインでの閲覧に利用することもできる。

 Palm Web Browserの圧縮技術で,テキストを素速くダウンロードする。多数の画像を読み込んでいるあいだ,ユーザーは情報を検索し,閲覧することができる。Palm Web BrowserはWWWコンテンツをPalm機のスクリーン・サイズに合わせて表示する。キャッシング機能を備えており,カスタム化した地図や特定のニュース記事などを保存可能。

 WWWクリッピング・アプリケーションをサポートし,600以上の無線ハンドヘルド機向けアプリケーションからお気に入りのライブラリを作成できる。操作は,「Back(戻る)」「Forward(進む)」「Refresh(更新)」「History(履歴)」など使い慣れたブラウザ・ボタンで行える。

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