米Gatewayが米国時間2月27日に,2002年第1四半期および2002年通年の業績見通しの修正を発表した。2002年第1四半期の売上高は約10億ドルで,特別費用を除いた税引き前損失は1億ドル~1億2000万ドルと予測する。粗利率は約14~15%の見込み。リストラ関連などの特別費用は約7500万ドル~1億ドルにのぼるとみる。

 2002年通年では,売上高が45億ドル~50億ドル,特別費用を除いた税引き前損失が2億ドル~2億5000万ドルの範囲との予測である。黒字に転換するのは2003年になるという。

 ちなみに同社の2001年第4四半期決算は,売上高が11億ドルで,特別利益を計上しない場合の純利益が510万ドル(1株当たり利益は2セント)だった。同社はこの時点で,「2002年は数四半期にわたって特別費用を除いた税引き前収支が赤字になる」と述べていた。

 同社は2001年第4四半期の決算発表時に明らかにしたリストラ策の大半をすでに完了しているという。現在は「中核となるパソコン事業とソリューション事業の両方で成長に向けて注力している。積極的な価格設定,さらに踏み込んだマーケティング・コミュニケーションを組み合わせ,ひきつづき市場開発を進める」(Gateway社)としている。

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