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W3Cのマルチモーダル標準化を目指す「Multimodal Activity」に対しVoiceXML Forumがサポートを表明

2002/02/26

 VoiceXMLの開発や推進を目指す業界団体VoiceXML Forumが米国時間2月25日に,Web関連技術の標準化を進めるWorld Wide Web Consortium(W3C)の新しいグループ「Multimodal Activity」(http://www.w3.org/2002/mmi/)に対するサポートを発表した。同グループは,音声,キーボード,キーパッド,携帯電話など,さまざまなデバイスを使ってWebアプリケーションとサービスにアクセスするための技術の標準化と,ソフトウエアに関して研究を行う。

 W3Cによる同プロジェクトには,米AT&T社,米Lucent Technologies社,米Motolora社,米Nuance社,米VoiceGenie社を含むVoiceXML Forumのメンバーが参加する。

 マルチモーダル・アプリケーションは,企業,開発者,エンド・ユーザーに利益をもたらすとして,その重要性が注目を集めている。現在Webアプリケーションは,1度に複数のチャネルによってアクセスすることができない。たとえば無線ハンドヘルド・デバイスでは,音声とキーパッドの両方を同時に使うことができない。新しい技術が実現すれば,デスクトップ・コンピュータからハンドヘルド・デバイス,または自動車から携帯電話までさまざまなデバイスを用いて,複数モードのアクセスとコミュニケーションが可能となる。

 この技術を実現させるために,開発者は同時に複数タイプの出入力が可能で,さまざまなプラットフォームを持つデバイスが相互動作を可能にするオープンで標準をベースとしたアプリケーションを作成する必要がある。たとえば,出張するビジネスマンが,コール・センターに電話をかけ,音声でフライト情報を尋ね,その情報をテキストとしてハンドヘルド・デバイスに表示させるような技術である。

 「マルチモーダル・アプリケーションは,音声技術成長の次のステップである。ユーザーはどのような状況下でも,もっとも適した形の出入力が使えるようになる。開発者に馴染みがある既存の言語を使った標準がこの技術の鍵となる」(VoiceXML ForumのチェアマンのBill Dykas氏)。

 企業にとって,既存の言語を使った技術の標準化は,異なる技術を持つ開発者のグループを雇う必要性がなくなるため,企業リソース,時間,経費の節減となる。また新しいアプリケーションは,他のマルチモーダル・アプリケーションとも動作するため,大半がXHTMLまたはVoiceXMLを採用している既存のWebまたは音声アプリケーションを容易に拡張できるという。

 マルチモーダル・アプリケーション用例は次の通り

・モバイルの株式売買:ハンドヘルド・デバイスにより音声で株価を要求し,チャートで株価を表示させ,音声によってトレードを行う

・Webベースのオークション:ハンドヘルド・デバイスでアイテムを表示させ,音声コマンドによって入札する

・車載のナビゲーション・システム:音声対応のナビゲーション・デバイス

・車載のWebブラウザ:移動中の車内で,運転の妨げにならないようにグラフィカルなブラウザを自動的に音声に切り替える

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