インスタント・メッセージング(IM)ソフトウエアを開発する米Jabberが,ドイツGruner + Jahr Electronic Media Service(G+J)に「Jabber Communications Platform」をライセンス供与した。Jabber社が米国時間2月20日に発表したもの。

 Jabber Communications Platformは,IM機能を標準Webブラウザに拡張するための,XMLベースのプラットフォーム。クライアントとサーバー・ソフトで構成する。

 G+J社はすでに,このクライアント・アプリケーションを「SternMessenger」と名付けてG+J社のWebサイトで提供している。SternMessengerは,ニュース配信,MP3プレーヤ,同社が運営するほかのWebサイトへのリンクといった機能を備える。

 「Jabber社のプラットフォームを使うことで,当社のWebサイトの訪問者に対してパーソナル化したコンテンツを提供できる」(G+J社上級副社長のStan Sugarman氏)

 なおG+J社は,同社の運営するこのほかのオンライン・サービスにも同プラットフォームを組み込む計画である。

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