ソニーの米国法人Sony Electronicsが米国時間2月12日に，無線LAN規格「IEEE 802.11a」に準拠した無線LAN製品系列「VAIO 5GHz wireless LAN」を発表した。PCカード「PCWA-C500」とアクセス・ポイント「PCWA-A500」で構成する。価格はそれぞれ，180ドルと400ドル。両製品とも2月中に販売を始める予定。
IEEE 802.11aをの最大データ伝送速度は54Mbps。5GHz帯の電波を利用する無線LAN規格なので，2.4GHz帯を使うBluetooth機器やコードレス電話機，電子レンジなどとの電波干渉がないといったメリットがある。
「電波干渉を心配することなく，大容量のビジネス・アプリケーションや高品質のストリーミング・ビデオを楽に扱える」（同社）
PCWA-C500とPCWA-A500は，いずれもWECA（Wireless Ethernet Compatibility Alliance）に準拠する。対応OSは，「Windows 2000 Professional」「Windows Millenium Edition」「Windows XP Home Edition」「Windows XP Professional」。
アクセス・ポイントは，「ハードカバー小説とほぼ同じ大きさ」（Sony Electronics社）。電話線，ケーブル・モデム，DSLモデムと接続できる。また2基のEthernetポートを備える。LANカードはVAIO（ノート・パソコン，デスクトップ機）のPCカードに差し込んで使う。
Sony Electronics社では，これらを使うことで家庭で無線対応のエンターテインメント・サーバーが構築できると説明している。
「デスクトップ・パソコン『VAIO Digital Studio』にPVR（Personal Video Recorder）ソフトウエア『Giga Pocket』，そしてVAIOのノート・パソコンに付属するソフトウエア『PicoPlayer』を組み合わせれば，最大16人が家庭でホーム・ムービーやライブ番組，音楽を楽しめる」
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